誰の憧れに彷徨う

パンを食うためには働くなんてきっと低脳の言うことだ。馬鹿馬鹿しく、リアルでない。夢のために生きるなんてきっと、現実的でなく、自己に没してしまう病気の一つだ。
完全に中庸な精神があるとしたら、そのラインに沿うことはどんなに困難なことで、どんなに安易なことか。それっぽく聞こえる言葉、それっぽく見える表情、心の底からくだらなすぎて生きるエネルギーが失われる。結局、何もしていないということは、何もしていないことと同じことなのだ。百の思考は一の言葉にも達しないのこかもしれない。そして、百の言葉は一の行動にも足りないのかもしれない。誰かを殺すほどの徹底さを僕は僕に求める。